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酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

シベリウス

世間的にジャン・シベリウスとして知られている作曲家は、本名をヨハン・ユリウス・シベリウスという。
北欧の国フィンランドを代表する作曲家である。
フィンランドは、サンタクロースの国、ムーミンの国と言えばイメージを掴んでいただけるだろうか。
キシリトールの国でもある。
関係ないが。

「ジャン」は、船乗りだった親戚の名からとられた。
どのくらい国を代表する作曲家であったかといえば、30歳にして年金生活を送り、葬儀は国葬
50歳を記念する国家的祝賀会まで開かれたほどである。
では、何故それほど国家を代表する作曲家になったのか。
その答えは本日演奏させて頂く2曲にある。
それはさておき、シベリウスは外科医の家の長男として出生。
姉がいる。

5歳になって自己流でピアノを始め、7歳で祖母に師事し、少なくとも10歳の時にはヴァイオリンとチェロ用の曲を作っていたことが確認されている。
14歳でヴァイオリンを与えられてその楽器の魅力に取り付かれた。
ヴァイオリンのレッスンのかたわら、独学で始めたのが室内楽曲の作曲であった。
大学では法学を専攻する。
が、同時に音楽院でヴァイオリンと作曲法も勉強する。
ただし、法学は中退。

後にマーラーと作曲家として対談をしたこともある。
この2人の交響曲に対する取り組み方は、正反対だった、と記録には残る。
形式重視のマーラーと、インスピレーション重視のシベリウス
シベリウスの作曲には、常に「生と死」というテーマが付きまとう。
疑いなく今世紀最高のシンフォニストである。