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酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

Day3 - Seoul 2015 IBSA World Games

こういうことが、もっと報道されればいいのに。

ロービジョンフットサル日本代表の歴史が今日、変わった。
今までの国際試合、足掛け5年、11試合かけて獲得してきた得点の実に3倍もの得点を叩き出し、史上最小失点で凌ぎ切ったその戦いは、まさに歴史のターニングポイントと言わずしてなんと言おう。

今日の相手は韓国。
大会の、絶大なるホームアドバンテージを持つ、開催国だ。

あまりにも気になって仕方がない10時キックオフのその試合、Twitter でライブ中継してくれてる方がいるので、仕事しながらこっそり(ここで言ったらこっそりではなくなるんだけれど(笑))観戦していた。
ごめんなさい(笑)ちゃんと仕事もしてましたヨ(笑)

試合は韓国に先制されて始まる。
公式記録によれば、開始6分、残念ながら日本は韓国にリードを許す。
今までと、同じ展開。

それでも、今日はなんと言うか、期待感があった。
前日のスペイン戦に比べて、日本が試合を支配している感じがする実況が続いていたからだろう。
失点こそしたものの、なにか違う雰囲気、期待感が漂っていた。

そして、歴史を刻む瞬間がやってくる。
前半12分、マルちゃんこと丸山選手が、実にチームとして5年ぶりとなるゴールを決める。
同点。
鳥肌がたつ。

しかし、それでは終わらない。
一度堰が切れるとこうもたやすく、というほどにあっさり、前半終了間際の20分に角谷選手が追加点を決める。

もちろん、文字通りの意味で「たやすく」決められたわけではない。
選手たちが身を削って守り、死に物狂いで攻めた、その結果なのではないだろうか。
けれど、これまでの戦績を考えれば「たやすく」と表現したくなるほどに、あっさりと追加点が入る。
しかも、これだけでは終わらない。

後半始まって7分。角谷選手がさらなる追加点をあげ、終わってみればホーム韓国に対して 3-1。
日本代表は、素晴らしい逆転劇で国際試合での初勝利を飾った。

簡単な試合ではなかったに違いない。
おそらくは実力が近い相手だったからこそ、激しい試合だったことだろう。
それは、いままでほとんどなかった日本のファウルが、イエロー3枚をもらうほどに多くなったことからも、察することができる。
http://iis.ibsawg2015seoul.org/en-us/scheduleResult/date_resultlist_FB.jsp?detail=FT0101&round=101005

それでも、選手たちの「勝ちたい」という一念が、チームを勝利に導いたではないだろうか。
「1勝という経験」は必ずやこのチームを強くしてくれる。
僕はそう信じている。

今回の大会は、5チーム総当たりのリーグ戦の後、最下位でなければ土曜日に順位決定戦が待っている。
順位決定戦で勝利を収めれば、最低でも銅メダルである。
現在、日本はリーグ4位。
5位の韓国が、残るイタリア戦、ウクライナ戦を落とせば、日本は土曜日の試合でおそらく初戦の相手、イタリアと再戦することになる。
「1勝という経験」を経た新しい日本代表の姿を、イタリアに見せつけてやってもらいたい。

というわけで、いまさらですが、おとなり韓国でやってる視覚障害者スポーツの国際大会3日目です(笑)
日本は女子400mトラックで銀、柔道男子60kg級で銀、男子5000mトラックで銀と銅を、獲得したようです。
ちょっと競技が増えてきてカウントが難しくなってきたので、間違ってたらごめんなさい(笑)

ブラインドサッカーはイギリス相手に 0-1 で敗戦。試合数の関係で現在もリーグ首位を守っています。
ロービジョンフットサルの結果は冒頭紹介した通りです。国際試合初勝利、おめでとう!
明日は最強と思っていたスペインを今日 2-0 で退けて、無敗で首位を独走しているウクライナ戦です。
日本は2013年に一度、0-22 で敗れた相手。初勝利、という経験を積んだチームがどんな戦いを魅せてくれるのか、この試合も楽しみにしたいところです。見せつけてやれ!日本代表!