CS0246

酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

スーパーマリオ

ちょっと、クソマニアックな話をします。

以前、ある金管五重奏のチームから、スーパーマリオの曲を五重奏にアレンジしてくれないかと頼まれたことがある。
ファミコンを用意して、接触不良でバグる所からやるから、そこも楽譜にして欲しい、と。

ケッサクだったので、迷わず引き受けた。

アレンジしているうちに、地上と水中の曲はいいが、地下と城の曲は短すぎて個別に演奏するには尺が足りないことに気付く。
では、ストーリー仕立てにして、全部繋いでしまうことにしょう。

そうすると、コインとか取りたいよね。
ジャンプの音はトロンボーンで出来るけど、コインの金属音は、やっぱり本職がいい。

五重奏のメンバーに相談して、鉄筋奏者を用意してもらう。
鉄筋がいるなら、1UPも出来る。
コレは、面白いことになりそうだ。

ところで、メンバーはオケ出身なので、せっかくだから、全部繋ぐにしてもオケの四楽章形式を取り入れよう。
急緩急急の、三楽章はワルツ。
水中がワルツだし、ちょうどいい。

三楽章がワルツと言うと、チャイコフスキーの第五シンフォニーと一緒だな。
だったら、四楽章は循環だから、地上に戻すことにしょう。
ほんとのゲームはそんなストーリー構成じゃないけど、この際仕方がない(笑)

城で終わるんじゃないなら、ハッピーエンドのエンディングは使えない。
じゃ、曲の終わりはゲームオーバーにしよう。

どうせなら、ほんとにチャイ5と同じで、プレスト終わりにしたい。
そうだ!タイムUPでゲームオーバーになることにすればいいじゃないか。

かくして、地上〜地下〜水中〜地上〜ゲームオーバーという流れの、死ぬほど難しい五重奏の譜面が出来上がった。
練習に何度か立ち会ったけど、あの時はプレーヤーたちもほんとに楽しんでくれて、ほんとに冥利に尽きるとはこのことだ。

あれからもう、五年位になるのかな。
いまでも私の、最高傑作です。
懐かしいなあ。
また書こう。