CS0246

酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

イチローとバティストゥータ。移籍と古巣への忠誠。

ついさっき、”イチローマリナーズからヤンキースに電撃移籍”というだけでもびっくりなのに、おまけに、まさに今日シアトルである「マリナーズ×ヤンキース」の試合にヤンキースの選手として出るかも知れないってんだから、びっくりだよね。
なんで移籍最初の試合が古巣なんだ。
劇的すぎる!(笑)

今日のイチローのインタビューや試合中の姿を見て、僕はバティストゥータを思い出しました。

1990年代後半〜2000年代前半にかけて、イタリアのセリエAで長年得点ランキング上位の常連だったアルゼンチン代表の選手です。
彼は長年フィレンツェフィオレンティーナというチームに所属し、一時は2部リーグ降格という憂き目にまであいながら、ファンのためにチームに残留しました。
当時はフィレンツェの英雄として讃えられ、フィレンツェのスタジアムの側に銅像まで建てられていたといいます。

その彼が、欲してやまなかったタイトル、「スクデット(優勝)」を手にするためにローマに移籍します。
そして初めて古巣と対戦したアウェイでの試合。
豪快にシュートを決めますが、祝福するチームメイトに囲まれながら、彼は一人涙を流します。


今日のイチローが涙を流した、というわけではありませんが、インタビューを受ける彼の姿を見ていると、かつてのバティストゥータの姿となぜか重なるものを感じるのです。

バティストゥータは移籍したその年、見事セリエAの優勝を勝ち取りました。
イチローも、かつてのバティストゥータのように、今シーズン優勝できることを祈ってやみません。