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酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

ソウル弾丸ツアー(1/3) 〜 まずは宿までたどり着く

初のアジア旅行。ソウルです。
当然、アジア大陸には初上陸です。
これで7大陸中、4大陸制覇ということになりました。残すは南アメリカ、アフリカ、南極の3つ。いつ上陸できるでしょう。たぶん全部はムリ(笑)
5/10 から1週間の日程で、韓国で IBSA World Games という視覚障害者のためのスポーツ国際大会が開催されました。その大会に、友人がロービジョン・フットサル日本代表のキャプテンとして出場することになったので、今回の渡韓はその応援が目的です。逆に、それ以外、全くノープラン(笑)
だってアジア旅行に興味なかったんだもん(^^;

IBSA というのは、International Blind Spots Fedration (国際視覚障害者スポーツ連盟)のことで、World Games は FIFA のW杯や IOC のオリンピック同様、4年に一度の大会なんだそうです。
知りませんでした(笑)

ついでにロービジョン・フットサルですが、こちらは視覚障害者のための5人制サッカーのことです。
5人制サッカーという意味では、ブラインドサッカーと一緒です。
ルールはFIFAのフットサル国際ルールをIBSAが視覚障害者用に多少アレンジしたもので、基本的には普通のフットサルです。
日本ではそこそこ知名度があるブラインドサッカーと違って、ロービジョンは視野の一部が欠けてたり、と言った全盲以外の視覚障害者を対象としています。



IBSA World Games のフットボール日程が直前まで発表されなかったこともあって、旅程を考えるのにすごく悩みました。
応援には行きたい!でも、仕事の都合で平日はどうしても休めない。となると週末だけの2日間弾丸ツアーになるけど、それで試合がなかったらソウルそのものにはあんまり興味ない。さて困った、というわけです。

直前になって発表された大会日程を見ると、最下位にさえならなければ土曜日に順位決定戦に回れるらしい。
一勝くらいするだろうから、試合がないってことはないだろう。
最終的に飛行機のチケットを押さえに動いたのはなんと10日前のことでした。
実はまだこのとき、ロービジョンフットサル、日本が国際試合で一勝もしたことがないというのは知らなくてですね。。。^^;
無知とは呑気なもんです(笑)

のちに大会が始まっていろいろ調べるうち、「一勝」が日本代表にとってどれほど重いものであるかを思い知らされていく様子は、大会についての記事でお目にかけた通りです。ほんと、無知とは呑気なもんです(笑)

3位決定戦に回ったとして、キックオフは土曜日の朝10時なので、日本代表の試合を必ず見ようと思ったら、前泊必須。
というわけで金曜日は職場から空港に直行する二泊三日にすることにしました。
去年のイタリア、ミラノダービー観戦ツアーも結構弾丸でしたけど、そのとき以上のまさに弾丸ツアーです。
直前だから金曜夜便がほとんど空席なく、航空券が取れるまでは「これは渡韓諦めか?」と本気でヒヤヒヤしました(^^;

でも、友人が日本代表キャプテンとして「心を整える」のに立ち会うチャンスなんてそうそうあるものではないから、本当にチケットが手に入ってよかったです。


Day1 ( Tokyo 〜 Seoul )

ハナキン。
隣国、都会、短期弾丸ということで、荷物なんてほとんどいらないよね、と完全に舐めきって出発前夜すら荷作りをしないぐうたらぶり(いや、実は一週間旅程のヨーロッパでもよくこれをやるんだけど)。
案の定、当日の朝出勤前に、あれがない、これがない、と大騒ぎする羽目に。
結局幾つか荷物を諦めました(笑)
まあ、別にいいんです。カメラとiPhoneとパスポートさえ持ってれば、冬のラップランド(-30℃)じゃあるまいし、死にゃしない。
何とでもなります。

今回はキャリーは使わないことにしました。会社から直接出発するからで、ちょうど手頃なサイズのキャリーを持ってないからです。
だもんで、普段フットサルで使っているリュックひとつで海外です(会社で「そのまま行くの(その軽装で!?)!?」とびくっくりされました(笑))。
隣国だし都会だし、観光目的ではなくて応援目的だから荷物はほとんどいらないはず。フットサルの合宿なんかもこのリュックで行くわけだから、二泊三日に耐えられないわけがない。
と思ったんだけど、事実、荷物は全部ちゃんと入ったんだけど、パッツンパッツンだからこれはもうお土産は入らない。
残念、仕方がないですね。みなさんお土産は諦めてくださいwww

15時で仕事を早退させてもらって、そのまま直接羽田空港へ。
羽田からの韓国便があって、本当に良かった(笑)
成田まで行けって言われたら、とてもじゃ無いけど今日出国はしんどいもんな。

羽田空港国際線ターミナル

羽田の国際線ターミナルは初めてでしたが、面白いところですね。
江戸をモチーフにしたテーマパーク風です。
ちょっとお台場の大江戸温泉に雰囲気が似てます。
保安検査場を通る前のチェックインスペースに並ぶ土産物屋は結構ハイセンスで、食べ物屋もクオリティが高い店が多く、ここだけでも結構楽しめそうです。

僕は昼ごはんを食べ損ねていたので、ニンベンが出している出汁屋で小さい豚汁を頂きました。
これの美味しいこと!♪( ´▽`)
大変癒されるお味でした。
羽田の国際線ターミナルは、良いです!(笑)
今度旅行じゃなく来てみようかな(多分来ないwww)。



羽田はもともとコンパクトな空港だけあって、国際線ターミナルといっても保安検査〜出国審査、搭乗ゲートまでがギュッとまとまっています。
成田から出国するときは離陸2時間くらい前に保安検査を通らないと結構タイトになっちゃうんですが、羽田は1時間くらい前の到着でも大丈夫そうな感じでした。
早退までさせてもらったので、実は結構時間を持て余し気味(笑)
これは、定時まで仕事してても意外とフライト間に合ったかもしれないな。

日本発便の機内食

20時発の ANA に乗ってソウルの金浦空港へ。
離陸のタイミングが良く、左手に東京ディスニーランドの夜のショー「ワンス・アポン・ア・タイム」が見えていました。

驚いたんですが、2時間ちょっとのフライトなのに、機内食が出るんですね。まあ腹ペコだったんでありがたいんですけれど、韓国で晩御飯食べたかったかなあ。
でもまあ、現地着いたら金曜日といえども深夜だし、ファイアーフライデー(日本でいう華金のこと)でもちょっとしんどいか。
今回は焼き鳥丼と蕎麦でした。焼き鳥丼が生姜付きで、これが配膳される前からとてもいい匂いをさせてるんですね。あぁ、旨そうだなあ、と期待が膨らみます。
実際けっこう美味しかったです。

日本離陸便は、どの航空会社もなかなか機内食がいいですね。これは去年のエアロフロート(ロシア)でとても痛感したことなんです。
エアロフロートの機内食、期待していなかったんです。ロシアの会社だし(笑)
ところが、日本を離陸したあとの機内食はなかなか美味しい。
一方で、トランジットのロシアを離陸したあととか、帰りのイタリアを離陸したあとは、残念ながら機内食が今ひとつ、なのです。
イタリア発でも、ですよ?イタリアン、美味しいのに。
なんだろう。日本の弁当文化がなせる技なのでしょうか。けっこうすごい差があります。
日本人で、良かった(笑)

ソウル到着

22:30、ソウルの金浦空港に到着します。
空港に降りて、通路をまっすぐ歩いて行くと、すぐに入国審査。羽田に似たコンパクトさでした。
機内で1人1枚書いた入国申請書を提出して審査を受けます。
入国審査では、両手の人差し指の指紋を取ります。あと、顔の正面にあるカメラを見るように指示されます。
ぜんぶ日本語で説明があるので安心(笑)
カメラはなんでしょうね。眼の光彩を撮ってる?とは思えないから、きっと顔をパスポートの写真と照合してるんだと思います。



さて、韓国の通貨は Korea Won。漢字で書けば、韓国円(圓)。
日本円と同じく補助通貨を使わない通貨です。つまり、小数点以下がない。こういう通貨は、実は世界ではかなり稀です。
そのせいで去年の春、仕事でえらい目にあっていて、KRW はトラウマなのです。
がまあ、それは別の話(笑)
KRW を、まさか自分が使う日が来るとはねえ(笑)

事前に手に入れていた情報だと、両替は渡韓後、それも街なかの両替所でやったほうがレートが有利だそうなので、今回はソウルの空港でまずは1万円だけ KRW に両替します。
普段なら成田の両替所で5万円くらいまとめて両替しちゃうんですけどね。

空港の両替所、韓国の銀行が出している所で、すごく簡単でした。
日本で両替しようとすると、両替用の申込書みたいなのを書かなきゃいけないんですが、韓国のは財布から1万円を見せた瞬間に、窓口の人が1万円分の KRW が入った封筒を手にして待ち構えててくれます(笑)もう用意されてるんですね。文字通り、一瞬です。しかも窓口の人は大抵日本語をしゃべる。
すっごい楽チン!
ちなみに、1万JPYは86,000KRWになりました。この日のレートは9.0832KRW/JPYだったので、手数料は550円くらいでしょうか。

ソウル駅へ

KRW の現金が手に入ったので、予約した宿のあるソウル駅まで地下鉄で向かいます。
呆れるほど全く下調べをしてません。iPhoneGoogleマップ頼り。空港からホテルまでの路線を検索した、その結果が下の写真。
んーー。。。読めない(笑)
ぜんぜん、読めません^^;
ハングルの形が複雑すぎて、乗り換え案内と看板の駅名が同じ文字なのかすらよくわかりません。
これはね、空港の到着ロビーから地下鉄駅に向かうための看板なんです。

この看板はまだ英語と日本語・中国語が併記されてるから全然マシです。
しまった。
韓国、ちょっと舐めすぎてた(笑)このあと、ハングルの洗礼を嫌という程浴びることになります。。
韓国よ、なぜ漢字を使うのをやめてしまったのか。。。~_~;



なんとか駅らしきところにたどり着くと、切符の自販機らしき機械が並んでます。
これ、タッチパネルらしき画面で表示言語を選択できるボタンらしきものがあります(笑)
日本語が選べるのですごく楽でした。というか、なかったらホテルにすら辿り着けなかったかも(笑)
行き先を選んで、さっき両替したばかりの必要金額を投入して、乗車券を手に入れます。
この乗車券、実に不思議な仕組みなんですが、それは最終日に紹介します。

地下鉄のホームには、東京メトロでたまに見かけるようなホームドアが付いています。南北線とかについてる、完全にホームと線路を別室にするようなタイプのやつです。上から下まであるやつ。写真の左側にちょっと見えてますね。
列車がホームに入ってくるときは、妙なラッパのファンファーレがかかります。軍楽ラッパなのかな?最後まで、慣れませんでした(笑)

これは空港線でAREXという電車。お察しの通り、AiRport EXpress です。仁川空港から金浦空港経由でソウル駅まで直行してくれます。便利でした。
たぶん新幹線と同じ広軌の鉄道なので、車内がめっちゃ広い。なかなか快適だったデス。

面白かったのは、網棚。
両サイドの席の頭上に、網棚があるでしょう?これ、実は網棚じゃなくてただの一本の棒なのです。吊り革がわり?
この列車、網棚は、ないんです。
でね、面白いのは、その棒に「Not Shelves(棚ではない)」と書いてある。さらにご親切にも、荷物が座席の人の頭にぶつかってるイラストが描かれている。
みんな網棚と勘違いするんだwww
こんなわかりにくいデザインにしなきゃいいのにね(笑)

ソウル駅

AREXで30分もすると、ソウル駅に着きます。
地上に出るための出口に番号が振ってあるのは日本も同じ。Googleマップでも出口の番号が書いてあるから、ホテル最寄りの出口を目指します。
これが、間違いの始まりでした。

ソウル駅の地下をえらいぐるぐる連れまわされて、挙句にたどり着いたのは、同じ番号のぜんぜん違う出口!壁に貼ってある現在地の地図と、Googleの地図が明らかに違う!
ソウル駅のように複数路線乗り入れてる駅では同じ番号の出口が幾つかあるんでしょうか。この後も、ソウル駅の地下では何度か道に迷うことになります。
ハングル読めないから、こういうときムリ!(笑)

壁に貼ってある案内図とGoogleの地図を見比べて、この出口はどう考えても同じ番号だけど違う場所だよな。。と悩んでいたら、ほろ酔いのビジネスマンが声をかけてきました。
「どこにいきたいんだ?」と言うからGoogleマップを見せながら「この4番の出口に行きたいんだ」というと、「OKOK、その出口はここだよ!4番出口はここ」と言いいながら去って行きました。4番出口がここなのは知ってるけど、ここがGoogleマップと違う場所だから困ってるんだってば(笑)
微笑ましいビジネスマンです。でも、声かけてくれたのはとても親切。応対の物腰もすごく柔らかくて、韓国の人に対して持っていたちょっとネガティブな先入観が和らぎました。

地下道は諦めて、間違っている4番出口からソウル駅の地上へ。
地上に出れば、なんとか場所が把握できます。
宿は。。。
意外と遠い(笑)
後でわかったことですが、この時、真上に出れば正解だったのに、わざわざ一番遠い出口まで足を伸ばしていたみたいです。残念www

ホテル

てくてく歩いて10分ほど。
今回の旅行は弾丸節約旅行なので、かなりの安宿を選びました。
エクスペディアで予約したんですが、クチコミの通り、外観もかなり頼りないホテルです。
日本のビジネスホテルをかなり安っぽくした感じ。
というか、立地がすごい。こちらの下町というと、本当に下町なんですね。貧富の差が大きい国と聞いてはいましたけれど、ソウル駅のすぐそばでも、けっこうそういうのが歴然と見て取れる。駅近なので、これで「貧しい」ということはないんでしょうけれど、かなりの下町ぐあいです。本当に貧しいところは、かなりすごいことになるんでしょうね。

口コミによれば、フロントは英語が怪しいってことでしたけれど、チェックインは大変スムーズでした。
部屋は浴槽なし。エアコンはついてるけどリモコンなし(笑)
でもまあ、シャワーの水量水圧に不満はないし、ちゃんとお湯も出る。トイレもちゃんと流れるし、排水にも問題なし。水周りは大丈夫。
ベッドはカタい。結構カタい。いや、かなりカタい。けどまあちゃんと清潔だし悪くはない。
冷蔵庫に入ってるのは缶ジュースとミネラルウォーターそれぞれ2本だけ。ウェルカムドリンクでFreeだっていうし、安宿の割にはまぁ良いじゃないですか。

と思ってましたが、それが最終日に悲劇?を呼びます(笑)
まあその話は置いといて、今日はただの移動日だし、明日の朝も早いし、機内食で晩ご飯食べちゃったし、というわけで、どっか飲みに行こうかとも思ってましたが、このまま寝ちゃうことにします。
おやすみなさい〜(笑)


Trip Record

Fright: ANA NH867 from TYO 2000 to GMP 2220 (B777-300)
Hotel: Hotel Sarangbang Yongsan, Seoul (108)