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酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

Day6 - Seoul 2015 IBSA World Games

大会6日目。
まだチェスとゴールボールは最終日に競技を残しているものの、日本は試合がないので、日本にとっては今日が大会最終日。
終わってみると、金4銀12銅7で、合計23個のメダルを獲得することができたわけです。

サッカーではブラインドクラスが5位6位決定戦でトルコに 1-0 で勝利を収め、5位となりました。

ロービジョンクラスでは、言ったらやる男、我らがキャプテン岩田選手が 1 得点をあげたものの、3位決定戦はイタリアに 2-1 で敗れ、残念ながら4位となりました。
http://iis.ibsawg2015seoul.org/en-us/scheduleResult/date_resultlist_FB.jsp?detail=FT0101&round=810001

数日前、ロービジョンフットサル日本代表が韓国相手に国際試合初勝利を飾った時、僕は思いました。
これで日本代表はおそらく当初の現実的な目標を達成したから、選手たちは喜んでいるに違いない、と。
だから僕は、ソウルで彼らにあった時、イタリアとの敗戦直後ではありましたが「(初勝利、得点)おめでとう、お疲れ様」と声をかけました。
けれど、彼らの表情には喜びはありませんでした。
僕は、感銘を受けました。
選手たちが、実際にもっと高みを目指していたことに、です。

前回、前々回の国際大会で、彼らは毎試合二桁失点の苦い思いをしています。
だからこそ、今回の大会に向けて、日本代表は徹底的に守備を鍛え上げてきました。
それが証拠に、今大会は1試合たりとも、過去の大会の最小失点を超える失点をしていません。
さらに、今日のイタリア戦ではイタリアが攻めあぐねてイライラし、不要にファウルを重ねていく姿さえ見られました。
(フットサルはチーム6つ目のファウルから第二PKというかなり重いペナルティが課されます)

と同時に、直接観戦して感じたのは、安定した守備に比して、攻撃のバリエーションが極端に少ないこと。
だから、チャンスはある程度作れるけれど、得点することがなかなかできない。
もちろんこれは、やむを得なかったことだと思います。
まずは守備を強化して一勝を目指す、と言うのは、至極納得できる強化戦略です。

だから、今大会はやはり現実的に見て、一勝が目標だった。
けれど、選手たちの目は更に上を目指していました。
もちろん、そのための作り方をしてきてないのだから、今日勝ってメダルを勝ち取ることはやはり、難しかったと思います。
けれどだからこそ、彼らには次に何が必要か、それが、見えているように感じられました。

監督とお話しするチャンスがあったり、選手の声を直接聞いたりして、このチームのさらなる可能性に、僕はゾクゾクしました。
ああ、これはファンになってしまうよなあ。

まだまだ経験の少ない、若いチームですが、これからに期待です。
次の国際大会は、どこだろな(笑)