Fリーグ 2017/2018 最終節 駒沢セントラル
フットサルは5人制。サッカーよりもゴールキーパーの試合に占める影響力が強い。
単純に考えると、サッカーの場合1/11。試合への影響力は9%強。
フットサルは1/5。試合への影響力は、実に20%。
Fリーグの最終節、駒沢セントラルを観戦してきました。
FリーグはJリーグと同じで、基本的にはホーム、アウェイの体育館で試合をしますが、年に数回、日本全国のチームが1つの体育館に集まって、丸一日試合を繰り広げる日があります。
それを、セントラル、といいます。
今日はFリーグの最終節なので、駒沢の体育館に10チームが集まって、1日5試合分を2,500円で観戦させてくれました。
その3試合目、今シーズンの首位と2位の試合が、とんでもなかった。
首位は名古屋で、シーズンぶっちぎりなので、試合の勝敗が直接順位に影響することはありませんでした。
そんな試合なのに、凄い試合でした。
名古屋vs湘南のその試合は、どちらのキーパーも、平気で攻撃参加する。
ハーフラインを、ふつうに越えてくるのです。
フットサルの世界にはパワープレーという戦術があります。
キーパーをフィールドプレーヤーと交代して、フィールドプレーヤーが1人多い状態で攻めるのです。
攻撃時は1人必ず余らせることができるから圧倒的に有利なんですが、一度ボールを奪われると、キーパーがいないから大変です。
諸刃の剣、というやつです。
ハーフラインをキーパーが超える、ということは、キーパーを下げずにパワープレーができる、ということです。
これが、どちらもすごかった。
名古屋のキーパーは、ゴール前まで切り込んでカミソリのようなシュートを放つし、湘南のキーパーはボール回しの底として、きっちりチャンスメイクをする。
結果的に試合は6-1で首位名古屋が圧勝したのですが、うち4点がパワープレー返しとセットプレーの隙をついた得点であることを考えると、実力の差は得点差ほどにはなかったと思います。
リーグの1位2位のチームがどちらも超攻撃的なキーパーを擁しているというのは、どこか象徴的なように感じました。
これから数年後、ひょっとしたらリーグの主流になってるかもしれません。
こういう試合は、少なくとも昨シーズンはなかったと思うので、いいものを見ることができました。
ひょっとしたら、フットサル戦術のターニングポイントを見たのかもしれません。
来シーズンも、楽しみです♪( ´▽`)