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センター試験とムーミンに思う

f:id:aikenjirshi:20180808184204j:plain センター試験の地理Bの問題に、ムーミンが出てきたそうですね。
Twitterでそれを見かけた奥様に教えられ、出題された当日、我が家では大盛り上がりでした。

フィンランドムーミンセンター試験に取り上げられたことももちろん"上がる"んですが、どちらかというと僕の興味は出題者の出題意図でした。

なぜ地理にムーミンなのか?
意味がわかりません。
英語や国語の問題ならともかく、地理?

Twitterに上がっていた問題文の写真を見て、なんてわかりにくい問題文だ、センスない、とブーブーを言いながら、問題を解きます。
僕たち夫婦は、スカンジナビア3国のなかでフィンランドだけが言語的に孤立していることを経験的に知っているので、問題自体は解けます。
が、やっぱり謎なのは、これが地理なのか?という点。

で、考えました。

これは「どっちがフィンランドか」と問いつつ、実は「どっちがノルウェーか」を判定させる問題のようです。
ムーミンフィンランドの物語であることは、地理として知っている必要がないはずです。これは間違いない。
でも、ノルウェーは隣接するスウェーデンと文化的に近く、スウェーデンとともに海洋文化の国であることは、センター試験で問われても不思議はありません。
地理分野なのかどうかは置いておいて。

ここまできて、そうか、これは民俗学?とか文化人類学?とか、そういった方面の学問の基礎になる問題なのか、と気づきました。

なるほど。
小学校で「社会」と分類されている教科の一部が、中高では「地理」になって、大学では民俗学系の学問になって行くわけですね。
民俗学って地理の延長だったんだ。
てっきり歴史の延長だと思っていました。

なんとなく、大学の社会系学科って、中学高校のどの分野から繋がってくるんだろうと思っていたので、ちょっと今回の件でスッキリしました(笑)



ちなみに、ムーミンフィンランド原産の物語だけれど、舞台はフィンランドじゃないと思います( ̄▽ ̄)
この点において、問題文は間違ってるwww