CS0246

酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

Day20 - FIFA WorldCup 2018 RUSSIA

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1/4 Final

ウルグアイ(w4) 0-2 フランス(w3d1) ★☆☆(90分観ると勉強になる)

理由はうまく説明できないんだけれど、僕は昔から、なぜかフランスがやるサッカーが嫌いです。
事もあろうにそのフランスに、僕があげた優勝候補2チームが相次いで敗れる形となりました。
なおさら、フランスが嫌いになります(笑)

ブラジルにでも、ベルギーにでも、とっとと負けちまえ( ´Д`)y━・~~
失礼。ちょっと、取り乱しました。

何がすごかったって、グリーズマンの安定感ですね。
グリーズマンの2点目が決まるまでは、ウルグアイも集中した守備と献身的なランニングですごく締まった試合をしていました。
やっぱりウルグアイってすごい(*´艸`)いいチームだなって、グリーズマンの2点目が決まるまでは、本当に思っていました。
ひょっとしたら優勝するかもって。

でも、グリーズマンの2点目が、全てを変えてしまった。
グリーズマン
覚えて帰ってください。覚えるだけなら、荷物にはなりませんから。

すごい選手です。
ポグバ?エンバペ?誰それ。
フランスですごい選手は、グリーズマンです。

なんせ、献身的。
プレーがクリーン。
そして、クレバー。

ちょっとジダンを彷彿させるんだよなぁ( ̄▽ ̄)

今日の試合は、すべての起点がグリーズマンでした。
すごかった。
悔しいけど、脱帽。

グリーズマンはすごいけど、フランスは、嫌いwww

ブラジル(w3d1) 1-2 ベルギー(w4) ★☆☆(90分観ると勉強になる)

これじゃユーロじゃん!
もともとベスト8の時点でトーナメントの右側はヨーロッパのチームしか残ってないのに、左側にかろうじて残っていた南米2か国が負けてしまった。

ユーロっていうのは、欧州サッカー連盟UEFA)が開催している4年に一度の大会で、UEFA加盟のヨーロッパの国々が欧州での覇権を争う、ヨーロッパ限定のW杯です。
FIFAのW杯とは、2年ずれで行われおます。オリンピックイヤーに行われるわけですね。
ちなみに、僕はユーロの単一的(多様性に欠ける)なプレースタイルがあまり好きになれず全然見ませんせんが、サッカーファンの間ではかなり注目を浴びる大会です。

ベスト8時点でヨーロッパ6、南米2というおよそアンバランスな残り方なのに、ウルグアイが負けちゃったせいで、ブラジル-ベルギーの結果如何では南米勢がすべて姿を消す有様に。
一次リーグでアフリカ勢が、トーナメント1回戦でアジア・北中米勢が、そして、準々決勝で南米勢が!?
そんな状況でしたのに、ブラジルは、結構あっさりと、ベルギーに下ってしまいました。

もともとベルギー勝利を予想していた僕ですが、それはウルグアイがフランスに勝つと思っていたから。
ウルグアイが負けてしまった今、ブラジルには頑張ってもらわなければ、大会そのもののクオリティに関わります。

そんなパワーバランスだったのに、やっぱりブラジルは負けやがりました。

正直、がっかりです。

前半開始早々、高さで劣るブラジルは、コーナーキックをトリックプレーで組み立てて決定機を演出していました。
なるほど高さに劣るなら、確かにこういう戦いもある。勉強になります。
ここで決めてれば、当たり前ですがブラジルにも勝機はあったでしょう。
でも、ポストに阻まれたり、守備にきっちり守られたり、ブラジルはチャンスを逸します。

そんな中、ベルギーがコーナーキックから先制。
ブラジルがうっかりオウンゴールの形ですが、ベルギーもそれを誘うだけのいろいろをやっていた。
ベルギーが最小の決定的チャンスをきっちりものにした、そういう形です。

その後猛烈な勢いで取り返しにかかるブラジル。このとき僕は、ある試合を思い出しました。
W杯ブラジル大会、ベスト4でのブラジル-ドイツ戦です。
例の、1-7でブラジルが大敗した試合です。

開始早々攻勢にでたブラジルがうっかり1点を献上、その後猛烈な勢いで取り返しにかかる中、2点目3点目を取られて精神崩壊。
あの試合を、思い出してしまいました。

案の定20分後にカウンターからデ・ブルイネにミドルシュートを決められてベルギーに追加点。
これは本当にドイツ戦の再現か?この後10分以内に3点目が入ったら、ブラジルは崩壊するだろうな。
そう思って見ていました。

ここを、なんとかブラジルは耐えた。

これが、チッチ監督がこの4年間で作り上げたという、守備面での精神的な強さなんでしょう。
一方で攻撃には、実に可能性を感じない試合でした。
最大の要因は、"甘えん坊”ネイマールの存在だと思っています。彼がいるせいで、僕には可能性が感じられませんでした。

確かにね、上手いんですよ。ネイマール
攻める時のアイディアも豊富だし、速いし、上手い。
でもね、プレーの端々に、甘えが見える。最後の最後に、ダメだろうな、と思わせるタルミが見えるんです。

俺これだけ頑張っているよ、俺こんな削られ方したよ、俺、俺、、、
正直、ブザマです。

コリンチャンスの選手としてバルセロナに立ち向かっていた彼には、こんな姿はありませんでした。
若さと才能と熱意にあふれた、素晴らしい選手だった。
でも、その試合でバルセロナに拾われ、メッシとスアレスという2人の兄に甘やかされ、彼は変わってしまったように僕には感じられます。

当初はメッシやスアレスと一緒にプレーができることが楽しくて仕方がない。
お兄ちゃん達に点とってほしい、そんな思いがプレーの端々に見える、献身的ないい選手だったのに、もったいない。

サッカーに限らないのかもしれませんが、こういう大会で真剣勝負が繰り返されてくると、すごく人間性が露わになります。
少なくとも、ネイマールは、ダメです。

それに比べてブラジルで光っていたのは、守備に、攻撃に、全ての局面で顔を出し続けるディフェンダー、マルセロの献身性。
本当に素晴らしかったと思います。しかも彼が供給するラストパスの精度。
どれだけのチャンスを演出していたか。

今大会、僕は試合の評価の中でしばしば「献身性」と書いている気がします。

やっぱり今の「組織」を重視するサッカーにおいては、献身的に走って、献身的に味方のミスをフォローして、攻撃の選手だけど守備にも顔を出す。守備の選手だけど攻撃にも顔を出す。
そういった姿勢が重要になっていると思います。
そういう面で、ブラジルはベルギーに劣っていた。

ベルギーは、ルカクアザールといった攻撃のエースも、守備をします。ボールを運ぶし、味方のために、パスを出します。
ベルギーの2点目になったシーンなんか、守備に戻っていたルカクがすごく長い距離を献身的にボールを運んだことでできた「時間」と「スペース」を利用して生まれたゴールです。
ディフェンスの要、コンパニーも、攻撃の時は懸命に走るし、ゴール前にも顔を出す。

コンパニー、日本戦では2失点の原因になっていましたが、今日はきっちり修正していましたね。
素晴らしかった。

日本も、味方のミスに対するフォローという点ではまだまだだと思いますます。
クリーンで、献身的に見えるけれど、フォローについては足りない。
世界ではね、味方のパスミスを、ミスにしないように動くんです。
だから、パスミスが少ない。少ないように、見える。
日本にはまだまでそれができていません。
それ以前の問題だったガーナ戦以前に比べれば、もちろん雲泥の差ではありますけれど。

常に全員が、対戦相手と味方に対して高いリスペクトを持っていて、激しくプレーはす
るけれど、貶めるようなプレーはしない。
そういった点で、ウルグアイやベルギーはすごくちゃんとしているチームだと思います。

ベルギー、いいチームです。
ブラジルは、負けるべくして負けた。
ウルグアイはいいチームでした。
でも、精神性に一部欠けが見えるフランスに競り負けた。

フランスとベルギーでは、多分ベルギーが勝つでしょう。ファウルトラブルも少ないし。

イングランドも今日で姿を消して、優勝経験国が、おそらく準決勝までで姿を消します。
過去の英雄や優勝経験国がいない、W杯は新たな時代に突入します。

今大会は、どうやら、そういう大会なようです。


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7/7スケジュール(1/4 Final)

23:00 スウェーデン(w3l1) - イングランド(w2d1l1)
27:00 ロシア(w2d1l1) - クロアチア(w3d1)