CS0246

酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

神戸 Jul.2018

とあるイベントに参加するため、W杯決勝を控えた土日の2日間、神戸に行っていました。
もう10日も経ってしまった^^;

イベントは2日目、日曜日の午後なので、そこまではのんびり観光です。
が、ノープラン(笑)
神戸って何が名所?
クリスマスシーズンはイルミネーションのルミナリエが有名でしたけれど、それ以外って何がある?何かある?
六甲山、神戸牛。他は?
f:id:aikenjirshi:20180725063754j:plain:w200:leftイニエスタが移籍したヴィッセル神戸
はW杯期間中だから試合があるわけない(笑)

と言うわけで、奥様が調べてくれました。
中華街があるらしい。
夜景が綺麗なハーブ園があるらしい。
あとはポートタワー。
水族館もあるみたい。
洋食の町らしい。

なるほど。

初日

中華街

そんなわけで、新幹線を使って土曜日の昼前に新神戸に到着。
まずは奥様が食べてみたいという元町中華街の、有名らしい老祥記なる店の肉まんを目指します。

着いてみると老祥記はすごく小さい店で、店内は8人がけくらいのテーブルが2つ?
そこに長椅子が並べてあって、1テーブルあたり12人位のお客さんがぎゅうぎゅう詰めになっていました。
店の外に並んだんですが、テイクアウトの客も多く、回転はめちゃくちゃ早かったです。


小籠包大の肉まん3つ1セット¥270。店内もテイクアウトも、最小単位が3つからでした。
これをテイクアウトで買って、目の前にある神戸南京町の広場で周りを観察しながらランチをどうするかの作戦会議です。
炎天下の快晴。うだるような暑さに、少しでも木陰になっている場所を見つけて避難します。
何やら、プラカップのビールを持ち歩いている人がチラホラ見えて羨ましい(笑)

実は老祥記のはす向かいあたりにある伊藤グリルという洋食屋で昼食にしようと思っていたんです。
いまテイクアウトをもぐもぐしている広場の隣にある店です。
でも、予約で満席と書かれた黒板が店の前に出ていて断念。
残念ですが仕方がありません。

で、ランチをどうするか迷っていたんですが、この中華街、横浜のと違って、何やら各店先に屋台みたいな出店が出ている。
今もぐもぐしているこの広場でも、老祥記の肉まん以外のテイクアウトを食べている人も沢山います。
ちょっと面白いので、各店のメニューをちょいちょい食べ歩きすることにしました。
ビールも売ってますし♪( ´▽`)

美味しかったのは、北京ダック専門店?華鳳(かほう)の北京ダックと、叉焼専門店 堂記號(どうきごう)の角煮バーガー。
どっちも大変美味しかったです。
逆に、専門店じゃないところで食べたものはどれも、あと一歩!って感じでした。
神戸中華街でテイクアウトの食べ歩きをするときは、ナントカ専門店をお勧めします。

何気に1つ要注意だったのが、ビール。
店によってはビールを店外の屋台で購入しても、飲み歩き用のプラカップではなくてジョッキで出される所があるんです。
当然、店内で飲まなくてはいけない。
これは、とんだワナでした。

店外で買うから当然プラカップと思うじゃないですか。
でも、そうじゃない店もある。
食べ歩き前提でビールを買うときは、プラカップと明記されている店を選びましょう( ̄▽ ̄)

というわけで、中華街を一往復して、それなりに満腹( ̄▽ ̄)
腹ごなしの散歩がてら、海の方に歩いてみました。

メリケンパーク

中華街から5分くらい歩くと、もう海です。
メリケンパークという港をぷらぷらします。
ここには神戸港の新しいランドマーク?インスタ映えするとかで有名になったらしい、「BE KOBE」というオブジェがあったりします。
テレビのニュースでオブジェの存在は知ってましたが、実物目の前にするまですっかり忘れてましたwww

おそらく帆船のマストを模したデザインの海洋博物館とか、ここにも見るものはいくつかあります。

この頃にはもう神戸の暑さに辟易していましたので、目の前に見えていたスタバで暑さをしのぎつつ、これからどこ行くか考えることにしました。
いやー、スタバ、涼しかった(笑)
文字通り、オアシスでした。

ホテルにチェックインできる時間が近かったので、スタバで時間を潰したら一旦ホテル入りして、荷物を減らしてから丘の上の異人館、夜景が綺麗なハーブ園を目指そうということになりました。

帰り道、メリケンパークにて思いがけず、阪神淡路大震災の頃の爪痕を目の当たりにしました。
当時の港の様子が一部そのまま残されていて、ちょっと身の毛がよだちました。

ところで、メリケンパークって聞くと、何となくメリケン波止場という言葉を思い出します。
どこで聞いたかといえば、、、
PUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」の歌詞に出てくるやつだ!
何か関係あるんですかね?
PUFFYは関西人だから、関係あるっぽいですよね( ̄▽ ̄)

北野異人館

神戸は全般的に、海から少しだけ平地があって、急激に山になる地形をしています。
異人館は、その山になる手前、なだらかに丘になっている部分に建ち並んでいます。

港があって、中華街があって、丘があってそこに外国人居留地がある。
神戸は横浜と街の成り立ちがよく似ています。
歴史的に見れば当たり前で、よくよく考えてみれば、江戸時代の鎖国が解かれる一連の流れの中で、横浜と神戸はほぼ同時に開港を余儀なくされます。
当時いくつかしか開かれていなかった海外に向けての港町。
造りが似てきて当たり前です。

そういえば、同時期に開港した函館や長崎も雰囲気似ている気がします。
新潟は、港に行ったことないからわかりません(笑)

異人館は奥様の希望で見に行ったので、僕は最初全然期待していませんでした。
昔の外国人が住んでた家でしょ、程度。

でもね、やっぱりお金をとって展示されているだけのことはあります。
まず、涼しいwww
というのは冗談で(冗談ではなく大変涼しいです)3軒の家を見たのですが(実際にはもっとたくさんの家を見学することができます)、各家の住人たちの個性的なこと。

異人館で僕が良いと感じたのはここでした。
画一的な「当時の外国人たち」として紹介されているのではなく、「当時の外国人たちの中で、この家に住んでいた人は」という個人にフォーカスした展示が大変興味深かったのです。

おそらく音楽を嗜んでいたのであろう人の家にはアップライトピアノとグランドピアノが置かれていて、小さなミュージックホールのような部屋まである。
かたやおそらく旅行が趣味?な人の家には、多数のアフリカの彫像始め、ありとあらゆる得体の知れない像がコレクションされている。
スポーツ好きの家には、当時のスキー板やテニスラケット、クリケットのバットなんかが展示されている。

多種多様だけれど、みんなそれぞれ個性的な趣味を持っている。
そして、みんなの趣味が今に通ずるものを持っている。
我々とさして変わらない趣味を持った、しかも外国人が明治末期から大正にかけての約100年も前にここに住んでいたんだなあ、というのはなかなか感慨深いものがありました。

100年前といえば、ヨーロッパにはすでにプロサッカーリーグはあったし、オリンピックも始まっていました。
クラシックの世界ではすでにブラームスチャイコフスキーも無くなっていて、超有名な名曲たちはすでにあらかた出揃っていた時代です。
ライト兄弟が有人飛行に成功するのも、ちょうどこの少し前くらい。

そう考えるとこの100年で世界は随分と様を変えましたが、人間のやってることはさして変わってないのは、大変興味深いです。

ところで、風見鶏の館に昔の神戸港の写真が展示されていました。
写真の紹介に「メリケン波止場」の文字。
やっぱり!(笑)
PUFFYて出身神戸?(笑)

各家の窓から見える景色が神戸港を一望していて、大変綺麗でした。
まさに、上流貴族。まさに、山の手って感じ。


布引ハーブ園

異人館から丘を真横に行ったあたりに、布引ハーブ園に登るためのロープウェイ乗り場があります。
直線距離ではすぐなはずなんですが、歩いていこうとすると、一旦丘を下ってまた登らなくてはなりません。
なぜか、道が繋がってないんですね(^^;)

両方観光名所だろうに、なぜ道がない(笑)
まあ、古くからある街並みを壊せないとか、色々あるんでしょう。

ハーブ園は山の中腹にあります。
ロープウェイの上から眺めてわかったのですが、相当広いハーブ園です。
どうやら歩いて上り下りもできるようで、それも楽しそうです。
さらに、ロープウェイから突然見えるダムとか滝もなかなか壮観。

すでに夕焼けの時間に来てしまったので今回は無理ですが、ちょっと時間があるときにゆっくり来てみたい、と思わせるほど、ロープウェイの上からの眺めは素晴らしかったです。

何でそんな夕焼けどきにハーブ園に上がるかといえば、このハーブ園のライトアップが綺麗なのと、ここから見える夜景が良い、という情報があったので。
ロープウェイも当然夜景が売りなのを心得ていて、21時まで運行しています。

日が沈むのを待つ間は、ハーブ園のオープンテラスでビアガーデンを楽しむこともできます。
ソーセージの盛り合わせ、美味しかった〜( ̄▽ ̄)

今度はもっとゆっくり訪れてみたい場所です。
宿題ができてしまった(笑)

ディナー

ハーブ園を降りて来たら、晩御飯です。

とはいうものの、降りて来た時間が微妙だったので、ちょっとどこで何を食べるかは要検討。
なにせ、下界に着いたのは20時半ごろ。

神戸牛が食べたい。
でも、この日の夜は、23時キックオフでW杯の3位決定戦。
対戦カードはベルギー対イングランド
観戦するなら、ホテルに戻るか神戸に一軒のHUBに行きたい。

どっちで見るにしても、22時くらいには移動を始めるくらいのつもりでいないとキックオフに間に合わない。

あと、90分。
ちゃんとした店で神戸牛を食べたら、多分食事に2時間かかる。
時間がないから、神戸牛を食べるにしても格式張らないリーズナブルな店に行くしかない。

と、言うことで、Google先生に聞いてみると。。
ステーキランド神戸館という神戸牛の鉄板焼きの店が良いのでは?というご提案。
神戸三宮でコスパよく神戸牛を食べるならこの鉄板焼き屋へ!6選 | icotto(イコット)
まあ、時間もないし、そこにしますかね。

個人的な感想は、リーズナブルなところで食べるくらいなら、神戸牛は食わんでよろしい(笑)

まあ、美味しかったですよ?
値段相応だと思います。
時間もなかったし、その瞬間の我々のニーズにはぴったりでした。
けれど、二度と行かない気がします。

なんだろう。
店が悪いわけではなくて、我々の夫婦の価値観に合わなかった感じです。

でも、きっちりこの日の目標だった「短時間で神戸牛」のミッションは達成させてくれました。

HUBに向かうにはお腹がいっぱいすぎたので、コンビニでアルコールを調達して部屋に。
3位決定戦は部屋観戦となったのでした。

お腹に余裕があったら、HUBにもいってみたかったなー。
外国人が多い町のHUBで、W杯の3決を見るチャンスなんてなかなかないですからね(笑)

2日目

須磨海浜水族園

2日目は昼過ぎからメインイベントが控えているので、時間の読める行動をしたい。
ということで、涼しそうだし、メインイベント会場に近いし、須磨海浜水族園に行くことにしました。
宿をとった三宮からは電車で20分ほど。

神戸はどこに行くにも電車で30分かからない印象で、コンパクトにまとまってて良いですね。

この水族園、各水槽の説明書きが大変わかりやすい上に説明上手で、めちゃくちゃ面白かったです。

例えば、ウニとナマコとクラゲが実は同じ生き物である、ということが、幾つかの水槽展示の流れの中でとても上手に説明されていたり、
触手に毒針がないとクラゲではないから、クシクラゲはクラゲではない、とか、
たいていの生き物は体を左右対象の二つの部位に分けて進化してきた中で、体を5つの部位に分けて進化したのがヒトデ、とか、
確かに!と唸らされることだらけで大変に勉強になりました。

本館の屋上にはドクターフィッシュのガラ・ルファという魚がいて、水槽に手を突っ込んだ時のくすぐったいことと言ったら。
ちょっとクセになる感覚で、気付いたら手がツルツルに。

スマスイ、はまります(笑)
ここも、時間の制約がないときにじっくりまた来たいところです。

洋食の街

2日目の昼食こそ伊藤グリルにリベンジ、とスマスイから予約の電話を入れてみたんですが、時すでに遅し。
予約でいっぱい、との回答でした。
一体いつ予約を入れれば予約できるんでしょうか(笑)

何としても2日目は洋食、ということでネットで見つけたのがグリル一平。
なんというか、店員さんの感じといい、店の雰囲気といい、味といい、ここ、最高です。

多くは語りません。
次、神戸に来る時も、また寄りたい!


メインイベント

さて、昼食も終わって、メインイベント会場に向かいます。
目的地は、地下鉄海岸線の御崎公園駅。
ここにある、「ノエビアスタジアム神戸」です。

例のイニエスタが移籍した、ヴィッセル神戸がホームグラウンドにしているグラウンドです。

でも、冒頭でも書いた通り、今はW杯期間中。
当然ですが、ヴィッセル神戸の試合はありません。
というか、バルセロニスタの僕ですが、さすがに移籍したイニエスタを見に神戸までは来ません。

じゃ、何しに来たか。

今シーズン、スペインリーグでFCバルセロナが優勝した記念イベントとして、楽天がこんなイベントを企画したのです。
FCバルセロナのコーチに学ぶ、サッカー教室にご招待!」

軽い気持ちで応募したら、なんと当たってしまいまして、で、当選発表後に告知された会場が、神戸。
いやいや、先に言えよwww

行くか否か結構直前まで迷いましたが、せっかくのチャンス。
どんなものか参加してみよう、ということで、神戸に来たのでした。

サッカー教室はおよそ90分。
マジで走りっぱなし。
メニューは「鳥かご」「ポゼッション」「ミニゲーム」の3種類。
内容は超マニアックになりますので別の記事で紹介することにします(笑)

普段フットサルでもキーパーしかしない僕には、とてつもなくキツイ90分でした。

でも、面白かった!
しかも、W杯の試合も行われたことがある本物のピッチ上でボールが蹴れる幸せ。

いやー、もう一回同じチャンスをもらえるなら、日本国内どこでも行きます。
それくらい、面白い体験でした。