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酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

ブラインドサッカーの特集をみました。

たまたまチャンネルを回していてwww通りかかった、ブラインドサッカーを紹介、科学的に分析する番組を見ました。
NHKの SPORTS INNOVATION という番組でした。

選手が試合中どのような音を聞きながら試合しているか、とか、ブラインドサッカーを見たことがあればまあ知っている、と言った内容から、かなり突っ込んだ興味深い内容まで、見ていて飽きませんでした。

番組の中で僕が特に興味深く感じたのは、戦術的にボールの音を消す、という話と、試合を有利に展開するために、ルーズボールの回収率を上げる、という話です。

これはもうかなり有名な話だと思っていますが、ブラインドサッカーのボールは中に鈴が入っていて、転がると音がなります。
この音を、戦術的に止める、というのです。
なにをするのか、と思いましたが、聞いてなるほど。

前にディフェンスがいる状況で、ボールを無回転になるように前方にふわっと高く蹴り上げて、前方のディフェンスを抜き去るんだそうです。
蹴った選手はボールの行方がある程度予測できる一方、無回転のボールは空中で音が鳴らないので、守備側は完全にボールの行方が分からなくなるんだとか。

たしかに。
言われてみれば納得なんですが、無回転ボールを蹴り上げて相手を抜くなんて技術、考えもしませんでした。
見えてないのに、適度な高さと距離に浮き玉を出す個人技は凄いものだと思います。



もう一つ。ルーズボールの話はなるほど、と唸らされました。
ブラインドサッカーを見ていると、しばしばボールが止まって音が鳴り止み、選手たちがボールの行方を失います。
これを先に奪うことで、攻撃回数を増やしていこう、という戦術です。

以前のブラインドサッカー日本代表は、ルーズボールの回収率が平均で3割前後だったようです。
試合で10回ルーズボールになれば、日本の攻撃チャンスは3回。相手は7回、ということです。

別に全部がぜんぶ得点失点になるわけではありませんが、1回多くルーズボールを回収できればそれだけ、こちらの攻撃(得点のチャンス)を1回増やし、相手の攻撃(失点のリスク)を1回減らすことができます。

日本代表は、この強化に取り組み、今ではルーズボールの回収率が5割を超えているんだとか。
この戦術を導入して、今まで一度も勝ったことがない相手にも勝利を収めることが出来るようになったんだそうです。

番組に解説として入っていた中西哲生さんも言っていたことなんですが、今やこういったスポーツの強化には様々なデータが導入されています。
例えば個人の走行距離やスピード分布、プレーエリアの分布とかパス成功率などなど、本当にたくさんの種類のデータがスタッフたちの手元には揃っています。
その中で、ルーズボール回収率に注目し、そこを強化しよう、と決断した判断力こそが、すごいと思います。

見習いたい( ̄▽ ̄)
(何屋だwww)



ところでね、こんな動画があります。
最後のロナウジーニョは置いておいてwww、それ以外のプロサッカー選手たちが目隠しをしてリフティングすると、やはり全く続きません。
youtu.be

それを、無回転で前方に蹴り上げるテクニック。
やはり、すごい。