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酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

NHK連続テレビ小説「マッサン」

アサヒビールのサイトを眺めていた時のこと。こんな記事が目に留まりました。
次のNHK連続テレビ小説のモデルが、竹鶴政孝だというじゃありませんか。
なんでアサヒビールのサイトにこんなことが書いてあるのかってのは置いといて、僕は小躍りしました。
あ、比喩です。踊りません。もちろん。

NHKのサイトで確認したら、確かに次の連続テレビ小説は「マッサン」。
「マッサン」というのは、たしか竹鶴政孝の奥さんリタが竹鶴を呼んだ呼び名です。
本当に、竹鶴政孝が、ドラマになる!
なんでも、主人公は「亀山政春」という役名だそうな。鶴だから亀か(笑)

ご存知ですか?竹鶴政孝
ご存じない?
じゃぁ、日本には「竹鶴」というウイスキーがあることは知ってますか?

そう、次の連続テレビ小説は、ウイスキーの話なんです。
やばい、見たい(笑)





竹鶴政孝は日本で初めて正真正銘ウイスキーを作った人です。
わざわざスコットランドにわたり、ウイスキーの製法を一から勉強して、日本にその技を持ち帰った人なのです。
ウイスキー好きの僕は彼を心底敬愛しています。よくぞ、やってくれました!

竹鶴政孝は、竹鶴酒造という広島の造り酒屋の御曹司。それを、現サントリー(当時の寿屋)が引き抜きます。
で、スコットランドに行ってウイスキーの作り方を覚えて来い、と。
ちなみに、寿屋はロゴが太陽のマークで、創業者は鳥井さんといいました。太陽(サン)鳥井(トリイ)なんですね。
社名なんて、そんなもんだ(笑)

それはさておき、竹鶴政孝はもともと酒造の御曹司。酒造りへのこだわりは並々ならぬものがあります。
それが高じて、スコットランドからはなかなか帰ってこないし、帰ってきても満足いくものができないと言って商品化させないしで、最終的に寿屋と袂を分かつことになります。
あ、ちなみにお察しの通り「マッサン」と呼んでいたという「奥さんのリタ」は、スコットランド人です。
結局、竹鶴政孝は自分で日本中を行脚して、スコットランドに最も気候風土が似ていた北海道は余市に自分で会社を設立します。




ところで全然話は変わりますが、現在主にウイスキーを製造販売しているニッカという会社が、もともと日本果汁という名前だったことはあまり知られてません。
日本果汁、略して日果(ニッカ)。ほら、ほんとっぽいでしょ?(笑)(ほんとです)
なんで果汁を作ってた会社が今ではウイスキーなんぞを作っているのか。
という話が「マッサン」でもそのうち語られると思います(笑)

なぜ「マッサン」でニッカの話が出てくるのかといえば、モデルの竹鶴政孝が、ニッカの創業者その人
だからです。
ニッカウヰスキーは、アサヒビール傘下。ほら、これで冒頭のアサヒビールのサイトの話とつながったでしょ( ̄▽ ̄)
さっき言ってた「竹鶴」は、ニッカウヰスキーが創業者の名前を冠して出した、日本の中でも屈指のおいしいモルトウイスキーなんですね。おいしいというのは僕の主観ですが、もちろん。

さて日果の話。竹鶴政孝のこだわりから、ウイスキーはなかなか商品化できない。
しかもウイスキーって蒸留したあと何年か寝かさなきゃいけないし、そうそう結果は出ない。
ってなわけで、それまでの食い扶持として選ばれたのが、余市の特産品、「りんご」です。
果汁を売ろう、と。
つまり、当初の目的と違うものを仕方なしに売ってた時の社名が、いまだに残ってるわけですね。
社名なんて、そんなもんだ(笑)




今度は僕の話をします。僕はシステム・エンジニアです。
SEはたまにサーバーに名前を付けることがあります。システムそのものじゃなくて、それを入れてる箱(パソコンのすごいやつ)に名前をつけるんです。
番号的な名前をつけることもありますが、島の名前とか星の名前とか、命名者の趣味が露骨に出た名前もよくあります。
かつて僕も一度だけサーバーに名前を付けてよい、という立場になったことがあります。普段ハードウェアの面倒はあまり見ないので、こういうチャンスはめったにありません。

その時、僕はサーバーに「余市」と名付けました。
余市」は、敬愛する竹鶴政孝が選んだ、国産ウイスキーの聖地ともいうべき「余市」であり、そこで作られているウイスキーの名前でもあります。
大好きなんです(笑)

残念ながら、サーバーの名前は普段アルファベットで「yoichi」と書くので、一般的には那須与一のこととしてとらえられてたようですが(笑)




とまぁ、仕事に持ち込むくらいファンなので、すでに次の「マッサン」が気になって気になって仕方がありません。
普段連続テレビ小説なんてかけらも見ないくせに、これはもう、油断したらガッツリ録画とかしてチェックしそうです(笑)




http://www.nhk.or.jp/massan/