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酒と旅行と音楽と、そのほかサッカー、映画に、あれやこれや♪(´ε` )好きなものをひたすら語ります。

そんなに日本人は弱いのか。 -FIFA WorldCup 2006 Germany

フィジカルが弱いと言うが、ドーハの頃から日本でプレーしていたジーコには、12年前から分かっていたことではなかったのか。少なくとも、4年前の監督就任の時点で、分かっていたことではなかったのか。
自ら何の手も打たずに、今回の敗因をフィジカルのせいにしてしまうのか。
それは、あまりにも、安直なのではないのか。

えぇ、怒っていますとも。さだまさしを聞きながら、僕は最近、猛烈に怒っている。

これはまるで金子達仁さんからの受け売りになってしまうが、そんなにもフィジカルに劣っているならば、柔道無差別級の金メダルなんて、いくらお家芸と言えども、穫れる訳が無いではないか。

柔道競技人口が最も多いのは日本ではない事実を知っていますか?
フィジカルの面で圧倒的に日本人に勝る(と盲信されている)フランスです。
では、柔道無差別級で、日本人はフランス人に勝てないのか。そんなことは無い。オリンピックだろうが何だろうが、柔道の世界では日本はやはり最強なのです。

それはなぜか。多少フィジカルで劣っていても、それをカバーする戦い方を、しているからに他ならない。

日本のサッカーを昔から知るジーコが、Jリーグの黎明期、既にヨーロッパや南米では箸にも棒にもかからなかったジーコですら大活躍できたほどレベルの低かった日本を知るジーコが、言うに事欠いて、敗戦の理由をフィジカルに求めるとは。

僕は情けない。

ジーコには十分な時間があったはずだ。現に4年前、ヒディングは隣国をフィジカルで世界に退けを取らない集団にしてみせたではないか。
フィジカルを強化するには、4年間は十分すぎる時間である。だからこそ、日本を熟知していたはずのジーコが、フィジカルをエクスキューズに使うのは、絶対に許せない。

次の監督をどうこう言う前に、今回の反省を、と願うのは、これが為である。





追伸:
16年前、イタリアワールドカップで、イタリアはドイツに優勝をさらわれている。ドイツの地で雪辱を果たす、こういうモチベーションは、意外と強い。
ブラジルは、フランス大会決勝での雪辱に燃えているだろう。

イタリアが、優勝するかも知れないな、とここ2、3日考えが変わってきた。
ひとまず、ベスト4はアルゼンチン、イタリア、ブラジルだろう。イングランドウクライナは、どっちが勝っても不思議は無い。