日本に残る氷河跡。「涸沢カール」に行ってみた!
最後に山に登ったのはいつでしょうか。ちょっと思い出せません。
今は昔、小学校高学年から中学の間くらいは、親父にくっついてちょくちょく山登りをしていました。初めてちゃんと登った山は三つ峠。陣馬山が好きだった。茶臼で拾った黒曜石は、今でも実家の机の引き出しに入ってるんじゃないかな。
あれ?拾ってきちゃダメなんだっけ?(笑)
でも、それ以降、全く登った記憶がないので、まあ短く見積もっても、山に登ったのは22、3年ぶり、でしょうか。
4ヶ月前の3月、ニュージーランドで初めて氷河を目の当たりにしました。
その壮大なスケールに感動するとともに、日本に残る氷河の跡を見に行ってみたい、と思うようになりました。
知ってますか?日本だって、大昔は氷河があったんですよ( ̄▽ ̄)
実は今でもいくつか残っているらしい、ということがつい最近わかったみたいです。びっくり。
で、数少ない、素人でも頑張れば何とか見ることができそうな氷河跡に連れて行ってもらったわけです。
登山22、3年ぶりの、僕が(笑)
観光でも有名な上高地の奥、名前は有名な穂高・槍ヶ岳の手前、涸沢(からさわ)カールに。
まあ、舐めてました(笑)
そもそも2000mを超える山に数えるほどしか登った経験がないのに、しかもブランク20年じゃ済まないのに、いきなりチャレンジするのはかなり無謀でした(笑)
ペース配分とか食料とか、一緒に行ってくれた山に慣れてる仲間たちがいなかったら、とてもじゃないけど辿り着けなかったと思います。登ってみようとも思わなかったと思うけど♪(´ε` )
装備だけじゃなんともならない、というのを身に染みて感じましたよ( ̄▽ ̄)
でもね、涸沢までたどり着いた時の景色です。
それはそれは、息を呑むものでした。
皆さんも、理科だか地理だかで習いませんでしたか?
河川が山を削るとV字谷になって、氷河が山を削るとU字谷になるって。
そのU字のスケールのでかいこと!
とてつもない、景色です。
8月のこの時期にまだ相当量の雪が残りつつ、新緑が芽吹き、花が咲いている。
しかも周囲をぐるりと急峻な山にかこまれた、ただただひたすら広いU字の底に、山小屋やテントが集まっています。
日本にだって、まだまだこんな景色があるんだ、本当にそう思わせてくれる景色でした。
連れて行ってもらって、本当に良かった。