Day8 - FIFA WorldCup 2018 RUSSIA
一次リーグ 2回戦 グループC
デンマーク 1-1 オーストラリア ☆☆☆(ハイライトで十分)
デンマークとオーストラリア、当たったらデンマークが勝つと思うでしょ?
僕も、そう思います。
でも、なんで?
よく考えてみてください。
オーストラリアって、イギリスからの移民でできてる国です。
アボリジニもいるけれど、ラグビー以外の競技のオーストラリア代表は、基本的にイギリスからの移民の子孫が大半です。
野球やソフトボールの豪州代表、バレーボールの豪州代表。
どれも、白人のイメージでしょ?
つまり、デンマークとオーストラリアは、民族的にはかなり近い国なわけです。
ところが、サッカーの、チームの成熟度は全然違います。
だから、デンマークが勝つと思っちゃうわけです。
我が家では、ちょうど前半数分経ったところで、そんな話をしてたんです。
その矢先、デンマークが敵陣でボールを奪って4タッチでゴール。
すごいゴールでした。
やっぱ、サッカーの成熟度が違う。
そう思いました。
敵の不用意なパスを、ダイレクトにゴール前へ。
浮き玉をうまくトラップで浮かせて、そのままボレーパス。
その浮き玉のパスを、ダイレクトにシュート。
あれは、守備側には何もできません。
すごかった。
間違いなくデンマークが勝つ、と思いました。
ところが、です。
たまに繰り出されるオーストラリアのカウンターは、ゴールからは遠いものの、おや?っと可能性は感じる展開。
しかも、デンマークは不必要にコーナーキックを与え過ぎているように感じられました。
前半こそあまりチャンスがありませんでしたが、詰めは甘いものの、繰り返していればそのうち得点になりそうな気配。
後半始まると、どちらかというとオーストラリアの方がゲームを支配します。
ほぼ、五分。
結局、ハンドから得たPKを豪州が決めて、ドロー。
どうでしょう。
次の試合がフランスと当たるデンマークの方が、今日は勝ちたかったんじゃないでしょうか。ドローになったことで、次のフランス戦、引き分け以上が必須となりました。
フランスが勝って自分たちが勝てば一次リーグほぼ突破の豪州の方が、精神的にはシンプルで楽な気がします。勝たなきゃいけませんけど。
まあ、この後あるフランス対ペルー戦の結果次第ではもう少し話はややこしくなるんですけどね( ̄▽ ̄)
ところで、デンマークのゴールキーパー。
シュマイケルなの!?
あの、世界一のゴールキーパー、ペーター・シュマイケル!?
いやいや、そんなわけはない。
ペーター・シュマイケルは15年くらい前に引退したはず。
じゃぁ君だれよ。
デンマーク人てシュマイケル姓の人、多いのかな。。。
と思っていたら。。。
なんと今のシュマイケルは、あのペーター・シュマイケルの息子さんだとか∑(゚Д゚)
道理で!
すごいセービング今日もたくさんありました。
いやー、まさかシュマイケルの遺伝子にこんなところで会えるなんて!
今後が楽しみです(*´艸`)
フランス 1-0 ペルー
一次リーグ 2回戦 グループD
アルゼンチン 0-3 クロアチア ★★☆(90分観て楽しめる)
熱い試合でした。
アルゼンチンも、メッシ頼みというスタイルではなく、きちんと全体でゲームを作る、という姿勢がよく見えていました。
クロアチアにメッシへのパスコースを切られていましたが、それでゲームが破綻しないだけの準備もしてきていた。
アイスランド戦のチーム状態で今日の守備をされてたら、なす術なかったと思いますが、そういう意味では今日はちゃんとしていた。
結果は 0-3 でクロアチア。
アルゼンチンには、決定的なチャンスがありました。
前半29分のシーンです。
左サイドからペナルティエリアに侵入した攻撃陣が、飛び出してきたキーパーをうまくいなしてグラウンダーのクロスをゴール前に送ります。
これをクロアチアの守備がブロック。
溢れた先に、アルゼンチン。
キーパーは飛び出していたため、ゴールはガラ空き。
枠に蹴れば難なく先制できるシーンで、アルゼンチン#15ペレスが放ったシュートはゴールのサイドネットを揺らします。
外側から。。。
大抵のチャンスで、「枠に打っていば入ったかもしれないのに」という場合、「キーパーに止められなければ」という暗黙の前提が付いています。
だから、「入ったかもしれない」という言い方になる。
でも、この時ばかりは、枠に打っていれば絶対に入りました。
キーパーを気にする必要はなかった。
こういうシュートを外すと、負けるんだよなあ。
僕は見ていて思いました。
終わってみれば 0-3 。
クロアチアの3点目なんて、まさに前半29分にアルゼンチンが外したシーンを、クロアチア#7ラキティッチがきっちりゴールに納めた形でした。
クロアチアはいいチームでした。
アルゼンチンの最終ラインがボールを回して組み立てようとすると、前線から献身的にプレッシャーをかけて、ボールの出所を潰す。
ゴールキーパーへのバッグパスは徹底して追いかける。
1点目のキーパーのミスは、この献身的なハイプレスの賜物です。
僕は、かねてより日本代表にこれをやってほしいと願い続けています。
決して強くないチームが少しでも勝つ確率を上げる、最もシンプルな方法だから。
2点目のモドリッチのゴールは、見事としか言いようがありませんでした。
組織を崩したわけではなく、技術とタイミングだけであの距離を撃ち抜いてしまうあたり、さすがレアル・マドリーのキーマンを務める男です。
アルゼンチン、まだ敗退が決まったわけではありません。
今晩のアイスランド-ナイジェリア戦次第ではありますが、順当にナイジェリアが勝ってくれれば、最終節のナイジェリア戦次第で、可能性は残しています。
でも、厳しいなあ。
アルゼンチンが最後に一次リーグを敗退した日韓W杯の時も、アルゼンチンの同組にはナイジェリアが居たんだよなあ。
そして、ナイジェリアには勝ってたんだよなあ。
縁起、悪いなあ。。